今話題のRPA導入!!

……の前に、『業務改革』進めていますか?

Automation Anywhere(オートメーション・エニウェア)を導入しているサッポロビールでは、業務改革を徹底的に行い、年間で20,000時間をも削減しているそう!!
過去のRPA導入では苦い経験もあったのだとか……!?
真相を確かめるべく、サッポロビール 改革推進部の安西さん、河本さんに突撃取材を決行しました!! 今回は、そのPart2をお届けします!
★Part1はこちら↓

「付加価値の高い働き方」

大森:今後「こんな社員を増やしたい」というのはありますか?
安西さん(以下、敬称略):会社としては、現在はベースを作っている段階なんですよね。
最終的に近い将来AIと共存しながら仕事をやっていくためには、ここに対応できる人財を作って行きたい。
今後DX(※)を進めていかないといけない中で、デジタルに対応できる人財ですとか、 アジャイル型で業務を進められる人財だとか……。
※DXとは、デジタルトランスフォーメーションの略。

大森:デジタルを駆使していける人間、ですか。
安西:例えば利益を生む、創造力を持って利益を生むビジネスのやり方を考えられる人たちがどんどんできて欲しい、という思いはあります。
逆に会社側としてはそういった仕事を作り、そこに従事する人間を増やして行きたいと考えていますね。
大森:デジタルを駆使、というと技術の印象が強いですが、考え方が重要そうですね。
安西:DXを入れて行きながら、どう業務をやっていくか、会社を伸ばしていくかということが今後キーポイントになっていく中で、やはり技術だけではなく、事業利益を生み出すためには「何を実現しなければならないか?何を変えなければならないか?」ということを考えらたり、それをすぐに行動に起こしたりできる人間が会社の中に何人いるかが、今後勝負なのでは
と考えています。
大森:RPAだけではなく、チャットボットの導入もされているそうですが、グループ全体で、最新技術を取り入れていこう、という風潮なのでしょうか?
河本さん(以下、敬称略):チャットボットに関しては、私から3年前に提言したのですが、なかなかアナログな会社なので、新しいツールをどう使っていこうか、というところへの理解はなかなか難しいんです。
けれど、その辺りは私みたいな世代がどんどん切り込んでいって……私の場合は直接、経営に提言できる「提言制度」というものを活用して、直接経営にアプローチした背景があるのですが、そういう形でチャレンジして行くことがすごく重要だと思っています。
大森:提言制度、というものがあるんですね。
新しいチャレンジ、というのは、割と受け入れられやすい風潮なのでしょうか?
安西:会社の雰囲気はありますが、チャットボットを提言した時は、河本はIT統括部っていうIT部門の一担当者として関わっていたんです。

ただ、全体に影響のある体制を作って広めていかないと、個人の引っ張る力だけでは止まってしまうんですよね。
ある程度は強引にプロジェクトや組織を作って、大きなことを徹底してやっていく、そういった行動をとらないと、この考え方を広めることのハードルは高いかなと思ってます。