まず貴方に問いたい。

貴方は “鍵” をいくつ持っているだろうか。
貴方は一体幾通りの “パスワード” を管理しなければいけないだろうか。

そして
“貴方の鍵とパスワードのセキュリティは本当に安全であろうか。”

人間は”鍵” や “パスワード” そのものが “セキュリティ” であると錯覚している。

SNSの「公開範囲の指定」などが顕著な例である。
運営会社の社員へ情報が公開されているにも関わらず、自分が公開したい人、認めた人だけに公開していると錯覚している。

某人気SNSを運営している企業はその錯覚を利用しており、SNSサービスを通して世界中の様々なデータを蓄積し続けている。

“世界は情報が制する”

この企業がビッグデータを駆使して世界を牛耳るのはもはや時間の問題であろう。

少し脱線してしまったが、人間はそれほどまでに曖昧なものを信用して生活をしているのだ。

“鍵”は”合鍵”という言葉があるように複数存在する場合が多い。
“パスワード”は英数字や記号などで構成されており、複雑さにもよるが正しいものを導き出すのにそう時間はかからない。

そして双方に共通する点といえば、”紛失や盗難、忘却”の恐れがあることである。

場合によっては”大切なもの”を守る為のはずのものが、”大切なもの”になってしまっていることもありうるであろう。

では”大切なもの”を守る為に信用できるものは何か。
一体何に守って貰えばいいのか。
様々意見はあるだろう。
しかしながら、最終的な答えは一つではないだろうか。

そう。

“自分自身”だ。

結局自分自身が”鍵”や”パスワード”の変わりになればよいのだ。

そしてそれこそが、所謂”バイオメトリクス認証”である。

すでに身近になっているテクノロジーではあるが、これからより身近になるであろうと言われているこのテクノロジー。

ここからは今だからこそ知っておくべき “バイオメトリクス認証” について説明をしていこうと思う。

近年企業ではビックデータを取り入れた「位置情報解析」に注目中?の記事はこちら