最近、無人コンビニがニュースを賑わせていますね。
無人コンビニは文字通り店員がいないので、人件費がかかりません。
その分店側は内装や商品ラインナップにお金をかけられるので、買い物をする際の付加価値が高くなるのが特徴です。

無人コンビニのメリット

24時間営業でも労働力の不足に悩まされることがないのは、店舗側にとって大きなメリットです。
労働力不足が叫ばれる昨今、無人コンビニが果たす役割は相当大きいと言えます。

また、多くの人がお昼時のコンビニで客の長蛇の列を見たことがあるかと思います。
AIによるウォークスルー決済(自動決済)が導入されれば、会計時にレジへ並ぶ必要がなくなります。
客側はスムーズな会計が可能となり、店舗側は混雑による機会損失を回避することができるのです。

手に取った商品は店舗を出た際に自動で電子決済される仕組みですから、万引きのリスクもかなり低くなります。
現金も置いていないため、強盗の危険性が低くなるのは店舗側にとっての大きなメリットでしょう。
労働者不足とは関係なしに、今後積極的に導入を進めていくべき分野であります。

無人コンビニ(と自動決済技術)は多くの企業が注目しており、日本国内でも様々実証実験が行われているようです。
クラスメソッド株式会社は、昭和女子大学内で実証実験を行う「スマートストア」への技術支援を実施しております。

今回、昭和女子大学内に設置される2.5m×2.5mの学生向け売場では、スマートフォンアプリを使ったキャッシュレス決済、センサーとカメラを利用して商品を売場から持ち出すだけで購入が完了するウォークスルー機能が採用されます。この売場の利用データは同大学の学生が調査・分析し、デジタルマーケティング学習や顧客体験の改善策検討に活用されます。
クラスメソッドは2019年2月に実験店舗「Developers.IO CAFE」(東京都千代田区)をオープンし、上記ウォークスルーやアプリ注文などの実用検証を日々行っております。今回のスマートストアはクラスメソッドが蓄積したノウハウを投入した社外初事例となります。今後もクラスメソッドは積極的な開発研究を継続して行い、技術による社会貢献を続けてまいります。

スマートストア実証実験 概要
場所:昭和女子大学(東京都世田谷区太子堂1丁目7番57号)
期間:第1フェーズ 2019年7月22日(月)〜31日(水)
※土・日曜除く
※菓子類約50品目を販売
※上記第1フェーズ(調査)を経て2019年10月中旬より運営フェーズへの移行を検討

売り場データの調査・分析を学習に活かしていく仕組みも非常に面白いですね。
ビッグデータの蓄積と分析が進めば、今後の実用に無人コンビニは店舗側、客側双方にとってのメリットが大きい分野なので、今後どんどんと実用化が進むと良いですね。

※引用元の記事の主張と、本記事の主張内容は関係ありません
ダンジョンに出会いとAIを求めるのは間違っているだろうか?の記事はこちら
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https://media-rpa.com/application_ai_bigdata/
[執筆:ハル・クムラ
[最新更新日:2019年7月17日]