創業以来「万全な直接受注体制」のもと、イベントの企画・制作・運営を行っている株式会社ホットスケープ
イベントを通じて環境問題や社会問題にどのような貢献ができるかを考え、様々な取り組みを行っています。

 

今回は株式会社ホットスケープ代表取締役 前野伸幸氏に、その取り組みについて取材させていただきました。
取材で聞いたお話をまとめ、「アイランダーサミット石垣について」、「イベント業界で活用されるDX技術について」の全2回に分けて記事をお届けします。

 

第2回ではイベント業界でのDX技術とサスティナビリティの取り組みについてご紹介いたします!

 

 

目次

 

コロナ後のイベント業界はどのように変化しているでしょうか。

DX(デジタルトランスフォーメーション)がイベント業界において急速に進展していると感じています。過去には、海外から登壇者を招待する際に、宿泊と航空券の手配など、かなりの費用と手間がかかっていました。しかし、現在はオンライン技術が強化され、リモート配信を活用することで、登壇者が遠い場所にいても簡単に登壇することが可能になりました。オンラインイベントはセミナー形式で開催されることが多く、収容人数の制限がないことや、全国の人々に情報を提供できることが利点として挙げられます。

 

コロナによってオンラインイベントを活用する機会が増え、その利点を最大限に活かすことができたのではないでしょうか。コロナが流行し始めた当初は苦しい時期もありましたが、オンラインイベントを積極的に活用することで、赤字を出さずに乗り越えることができたと思います。

 

一方、私たちが主催するイベントでは、参加者同士のつながりを大切にし、スポンサー企業の出展も行っていることが多く、これらの要素はオンラインでは完全には実現できないことがあります。そのため、多くの人々がリアルイベントの復活を待ち望んでおり、現在はイベント業界で徐々に復活してきていると感じています。

 

 

イベント会場の設計にも携わっているとのことですが、きっかけは何だったのでしょうか。

イベントを開催するには、適切な会場を選ぶことが不可欠です。会場の選定から始まり、必要な追加設備やレイアウトに関する調整など、すべてお客様と協力しながら行います。ただし、会場の規定やルールに従う必要があり、これが使いづらさの原因となることもあります。

 

この問題に対処するために、私たちは過去に多くのイベント会場で改善を行い、特に森ビル株式会社との協力が大きな役割を果たしました。森ビル株式会社は六本木ヒルズの49階を会議室として提供しており、最初は借りる立場でしたが、担当者の方と何度もお会いしていることもあり改善点についてお伝えをしました。その結果、虎ノ門ヒルズ内にある4階と5階のカンファレンス施設を設計段階から一緒にやらせていただき、使用しやすいホールを造ることができました。まだ改善の余地がある部分もありますが、会場の満足度が向上し、使いやすい環境を提供しています。

 

当社は単なるコンサルティングだけでなく、社員が会場に常駐し、お客様との打ち合わせから内覧、レイアウトの設計、見積もりの提供などを行います。社員はブライダルコーディネーターのような役割を果たし、お客様のニーズに合ったイベントをコーディネートしています。

 

設計に携わったイベント会場では、どのようにDX技術を活用していますか?

3D空間スキャニングカメラを導入し、360°パノラマビューを使用することで、オンライン上で会場内を自由に見渡すことができます。また、会場内に配置されたピンをクリックすると、会場や機材に関する情報や資料にアクセスでき、必要に応じてダウンロードできます。この仕組みにより、会場提供者と利用者の双方にとって、効率的な情報共有が可能となりました。会場に実際に足を運ばずに、オンラインミーティングや打ち合わせを通じて、会場の内覧が可能になり、またVRゴーグルを使用することで、臨場感ある仮想現実の空間も楽しむことができます。

 

【虎ノ門ヒルズフォーラム】WEB内覧はこちらから

 

イベントの実施において、DXとサスティナビリティの取り組みをどのように組み合わせているのでしょうか。

最近はペーパーレス化を進めています。デジタルチケットや会場マップを電子化、資料などはPDF化し、参加者がQRコードを読み込むことでダウンロード可能にしています。QRコードを使用して名刺情報を取得し、関連会社の情報をダウンロードできるシステムも確立されています。
イベントで配布される印刷物は余裕を持って作成されることが多く、無駄になることもあります。QRコードを活用することで、印刷物の削減が可能となり、環境への負荷を軽減すると同時に、SDGsにも貢献できる取り組みだと考えています。

 

イベント業界のDX化について今後注目してる技術はありますか?

AIカメラの活用に注目しています。AIカメラは、通過した人の数や顔の向きを認識することで、ブースに訪れた人数や特定の展示物に興味を示す人数を手軽に計測できるようになりました。また、エッジコンピューティングという技術を用いることで、データをクラウドに送信せず、エッジ側でデータのクレンジング処理、および分析が行われるため、リアルタイム性が高まり、通信の遅延が発生しにくくなる利点があります。
AIカメラの未来にはさらなる進化が期待されており、その進展を非常に楽しみにしています。

 

 

最後に

360°パノラマビューを実際に拝見させていただいたのですが、まるで会場に足を運んだかのように会場の広さやレイアウトを知ることができました。貸出機材の有無や価格も容易に確認することができるのはもちろん、情報量がたくさんあるにも関わらずサイトの動作がとても速くストレスなく内覧を行うことができました。

 

また今回の取材を通して、前野氏の取り組みや洞察が魅力的で、イベント業界における新たな展望と可能性に期待を抱きました。
株式会社ホットスケープがDXとサスティナビリティを駆使して、どのようにイベント業界をリードしていくのか今後も注目です!

 

 

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