『僕らなりの地方創生』というビジョンを掲げ、『勝て！日本中小企業！』をスローガンに、「中小企業」・「地方」・「女性」をコンセプトにして事業戦略を実践している株式会社ガーディアン。

今回は、サブスク型ホームページサービス「SCSC（スクスク）」、「長期有給インターン制度」についてお話を伺うべく、代表取締役社長 青山裕一氏に取材させて頂きました。

目次

「SCSC」について

• サービスを始めたきっかけ
• プランについて
• サイトの運用実績について

インターン制度を始めたきっかけ

• インターン生の活動について

今後の展望

「SCSC（スクスク）」とはどういったサービスでしょうか？

「SCSC」は、制作費用無料で提供されるサブスクリプション型ホームページサービスです。
サブスクリプションの「スク」とすくすく育つの「すく」で「SCSC（スクスク）」という名称になっており、ホームページを「すくすく」と成長させるという願いを込めています。

多くのホームページ制作会社はホームページを一度作成し、その後の成長や更新に関しては、顧客自身に任せがちです。これに対し、「SCSC」はホームページの制作費用をゼロにし、成長をサポートするための費用を中心に置いています。
また、制作過程も効率化しており、教育のカリキュラムも整備しているため、キーボードを打てないレベルでも3週間あれば制作できる仕様となっています。独自の技術「OWLet（アウレット）」を使って迅速に高品質のホームページを提供します。この技術と教育カリキュラムにより、完全な初心者でも短期間でホームページ制作のプロフェッショナルになることが可能です。

顧客のビジネスや採用目的に貢献するホームページを、継続的なサポートと共に成長させることが「SCSC」のサービスになります。

サービスを始めたきっかけはなんでしょうか。

日本全国に広がる455社のホームページ制作会社との提携から始まりました。この提携を通じて、ノウハウを相互に交換する機会を得ましたが、明らかになったのは、利益追求にのみ焦点を当て、初期費用をもらってからはホームページを放置する制作会社が大多数を占めているため、2万サイトを元にしたデータから、9割のホームページは失敗しているのが現状だということでした。

この現実に疑問を感じ、私たちは新たな価値を提供するサービスを立ち上げることを決意しました。顧客の真のニーズに応え、その事業の成長に貢献するホームページの提供は、私たちのサービスの核心を成します。これは単にコスト削減を目指すのではなく、業界全体の質を変革し、顧客中心のサービスを実現することで、新たな標準を設ける試みです。

どのようなプランがあるのでしょうか。

SCSCでは3万円から30万円の幅広いプランを用意し、サーバー料金やセキュリティ保護を含むホームページ運用の全面サポートを実施しています。

3万円プランを選択されたお客様には、毎週の戦術提案と共に、毎月のWEB戦略ミーティングを行います。私たちが特に力を入れているのは、お客様がホームページの運用に迷わないように、週毎にホームページ運用に必要なアクションをお伝えすることです。
サーバーの管理やセキュリティ強化に加え、管理画面を介してホームページの分析と改善の提案を行い、WEBに不慣れなご担当者様であっても、「成果を上げる」ホームページ運用を可能にしています。

5万円プランでは、単なるデータの提示に留まらず、ホームページの発展を促す具体的なアクションプランを提案し、その実施を私たちが担います。このプランでは、万が一、お客様がホームページ運用を自力で行えない場合にご活用いただき、お客様がご自身で運用できなかった項目を私たちが代行実施いたします。
作業完了後は、再び3万円プランに戻すことが可能です。

私たちはいきなりDXに進むのではなく、「WEB→IT→DX」という3つの段階があると考えています。ホームページは広報、人事、営業の役割だけではなく、経営、IR、技術力など会社の攻めの部分を担っており、WEBの領域における全社を挙げた取り組みとなるため、「DX化の第一歩はホームページ」と提唱しており、実際のビジネス成果に繋がる戦略の立案も行なっており、DX（デジタルトランスフォーメーション）の推進に注力しています。ホームページが企業運営の各部門へどのように貢献するかを明らかにし、技術発信の重要性を強調することで、企業全体のマーケティング戦略を強化しています。
このアプローチにより、リフォームを生業とする私たちのお客様では、ホームページを通じて問い合わせが増加し、実業が多忙となったためホームページの運営を弊社に任せるためにプランアップされ、ホームページの成長、そして、ビジネスの成長を実感していただいています。

運用サイト数が57,000以上を超える実績をどのように伸ばしていったのでしょうか。

私たちのアプローチは、一般的な営業手法とは異なり、ユニークなアプローチで顧客の信頼を獲得しています。営業活動を始める前に、現在のものよりも優れた新しいホームページを先に作成することで、完成前のサイトに対する不安を根本から払拭します。

私たちは500万社以上のデータを分析しており、同じニーズを持つ別の企業に即座にマッチングでき、社名を変更するだけでリユース可能になります。
従来の営業や販売戦略に頼ることなく、私たちの誠実な取り組みと正直な姿勢で、日本中の中小企業に真心を込めたサービスを提供しています。これがSCSCの新たな形態であり、私たちの提供する革新的なサービスモデルです。

インターン制度を始めたきっかけについて教えていただけますでしょうか。

インターン制度を導入した背景には、実はかなりシンプルな理由があります。「採用コストゼロで、学生を獲得するため」です。

実際にインターンを経験した方がそのまま正社員として入社するケースは少なくありません。もちろん中には入社を強く望む方もいれば、全く違う業界を目指す方もいます。しかし、私たちの目標は、当社での経験を通じて、インターン期間中に実際の業務に携わってもらい、それでも「ここで働きたい」と思う「本物」の人材を採用することです。
超実践的なカリキュラムでインターン生を即戦力化することで、採用コストだけでなく教育コストも削減できるというのが私たちの考え方です。その分、インターン生への時給に還元できると考え、この制度を自信を持ってスタートさせました。

インターン生はどのようなことを学んでいるのでしょうか。

インターン生たちは、SCSCをはじめとする多様なプロジェクトで実践的な経験を積んでいます。7つのコース（コンサルティングセールスコース、マーケティング・プランナーコース、マーケティング・コンサルティングコース、G!FIT広報コース、フロントエンドエンジニアコース、WEBプログラマコース、WEBデザイン＆動画制作コース）があり、それぞれが異なる専門分野に焦点を当てています。
また、インターン生一人ひとりに合わせた適切なコースを選定し、必要に応じてコース変更も行っています。これは、各個人の適性やモチベーションを正確に見極めるためです。このように学生が成長できる環境を完備していますが、遅刻や欠勤に対しては非常に厳しく、お客様への迷惑を避けるために、面談を通して学業とのバランスを見直すきっかけにしていただいています。
当社では、そうした不注意な行動を甘く見ることはなく、社会人としての基本的な責任感を必要としております。

今後の展望について教えていただけますでしょうか。

「勝て！日本中小企業！」

私がお伝えしたいのは、地方が衰退していくことが避けられないということです。人口減少により、多くの若者が都市部へ移住していきます。これにより、地方では高齢化が進み、将来的にはその存在さえ危ぶまれます。しかし、これをただ嘆くだけでは何も変わりません。

IT技術は、場所を選ばずに活用できる唯一の手段です。地方が直面する様々な課題＜距離の問題、資金不足、人材不足、移動時間など＞これらはすべて、ITを駆使することで克服可能です。
特に、地方の中小企業はIT化を積極的に進めるべきです。これにより、時間と距離、そしてコストを削減し、競争力を維持することができます。

弊社は今後も、サブスク型ホームページサービス「SCSC」を通して、「勝て！日本中小企業！」をスローガンに日本中の中小企業が勝てるよう支援していきます。

最後に

全社員、インターン生と毎日交換日記を行っているとお話してくださった青山氏。一人ひとりの性格などを把握しており、取材中もオンラインでつないでいるインターン生たちに気さくに話かけている姿がとても印象的でした。

「最近社長がお昼に連れていってくれないから金欠です」と冗談を言える関係性、社内の風通しの良さがいい仕事にもつながっているのだなと感じました。

株式会社ガーディアンの今後の展開も非常に楽しみです！

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