「あるべき未来をつくる」をミッションに、主にWEBマーケティング支援事業を展開する株式会社Airz。 2023年9月から新たに、企業のWEBマーケティング部署立ち上げを支援する『マケプロ』のサービスを開始しました。
そこで今回は注目の新サービスについてお話を伺うべく、株式会社Airz代表取締役 宮崎俊行氏に取材させていただきました。
これまで蓄積してきたWEBマーケティング事業の実績やノウハウ、また自社で運営するWEBマーケティングスクール『マーケプラス』を活用した、“株式会社Airzだからこそ”展開できる新サービスの魅力について、たっぷりお届けします!
目次
マケプロとは?
中小企業をターゲットに、月額10万円からマーケターチームを派遣するサービスです。特徴は、WEBマーケティング領域の施策に幅広く対応可能な点です。通常マーケティング戦略、WEB広告運用代行、ウェビナー支援、ランディングページ最適化など別々の会社へ依頼することが多いですが、マケプロの場合はまるごと請け負うことができます。特に、社内にWebマーケターがいない企業や、初めてWEBマーケティング施策に取り組む企業におすすめのサービスです。
また、WEBマーケティングスクールで学んだ優秀な卒業生にも案件を紹介し、WEBマーケティングを通じて人材育成・中小企業の活性化に貢献しています。
マケプロを始めたきっかけはなんですか?
定額制かつ手頃な金額でマーケティングを外部委託できるサービスがあまり存在しておらず、需要があると考えたからです。
広告運用を依頼したい場合、一般的には月額50万円から100万円程度が相場となっています。しかし、運用金額が5万円や10万円といった小規模なものでも、外部に依頼したいと考える企業は多く、特に地方の中小企業などに貢献できると感じました。
このような需要に応えるサービスがあまりなかったことから、そこに焦点を当てることで市場での差別化を図り、新しいビジネスチャンスを見出したいと考えたのがきっかけです。
マケプロの魅力はなんですか?
マケプロの魅力は、定額で幅広い支援が可能であるという点です。
幅広い支援とは、例えば広告運用を考える場合、GoogleやYahooといったリスティング広告が可能ですし、SNSを活用したい場合には、Facebook、Instagram、Twitter、LINEなど、様々なプラットフォームに対応可能です。さらに、ランディングページの作成や、Googleアナリティクスの設定など分析に関連する作業も行えます。営業資料の作成など、より広範囲な業務もお手伝いできます。
他社だと、何かひとつ依頼する度に料金が発生しますが、定額のため柔軟に対応できるのが魅力です。定額以上の業務を依頼したい場合、オプションの追加も可能です。追加金額によって、支援範囲が更に応じて広がっていくイメージです。
WEBマーケティングはトライアンドエラーが肝要なので、どのマーケティングチャネルが最適かは実際にいくつか試してみないと分からないという側面があります。クライアントがそのたびに専門会社に依頼するのは手間ですよね。
弊社では、例えば今月はInstagramの広告を導入し、来月はGoogleマップなどを試してみましょうというように、月ごとに異なるマーケティング施策を提案し、実施しています。何をしたらいいか分からないというクライアントにとっても、チームが様々な提案をしてくれることで、マーケティング戦略に関する専門的なサポートを受けていると実感することができます。
マーケティングにおいて特に重要なのは、自社に最適な施策をどう選択し、効果をどう測定し、どのチャンネルに予算を投入するかといった判断です。これらの判断は継続的な試行と調整が必要であり、様々な施策を試しながら、最適な戦略を見つけ出していくことが求められます。このプロセスをサポートし、クライアントが効果的なマーケティング戦略を構築できるよう支援できるのがマケプロの魅力です。
特にどのような効果が期待できますか?
主に中小企業の生産性向上に繋がると考えています。特に地方の小規模な企業にとって、WEBマーケティングは自社で行うか、適切な依頼先を見つけるか、クラウドワークスなどを利用して適任の人材を見つけて試してみるか、といった選択肢があります。しかし、外部に依頼しても結果が出ないと、やる気を喪失してしまう企業が多いのも事実です。
ですので、マケプロを活用してWEBマーケティングで顧客を引き寄せ、事業を発展させることで中小企業の生産性向上に繋がると考えています。
効果測定はどのようにしていますか?
私たちはリード数を単に追求するのではなく、お客様のライフタイムバリューを高めるマーケティングチャネルを重視しています。ですので、CPA(リード獲得単価)、CAC(顧客獲得単価)、そしてLTV(ライフタイムバリュー)などの指標を注視し、戦略を評価しています。
広告運用会社では、単にリード数を増やすことを目標とする会社も多くあります。しかし、広告を使えば多くのリードを獲得することは容易ですが、関係の薄いワードやターゲットからのリードは効果的ではありません。
そのため、私たちは最初にクライアントに対して、単にリード数だけでなくライフタイムバリューを考慮したアプローチを採用し、質の良いお客様を獲得した上で、収益につなげることを目指していると伝えています。長期的な視野で成果を追求しているのが弊社の特徴であり強みです。
WEBマーケティング支援事業における、これまでの成功事例を教えてください。
主にITソフトウェア企業のクライアントを中心にしており、現在は上場している企業を含む様々な業界のマーケティングプロジェクトを担当しています。特にマーケティングツールを提供する企業のマーケティング支援において、効果的な成果を上げています。顧客獲得単価の半減や、月間リード獲得件数の40%の増加など、成功事例が多数あります。
また、A/Bテストや商品訴求の違いによるテストを行い、最適な戦略を見つけ出す支援も行っています。リスティング広告の領域で獲得単価を最適化し、リード獲得数を3倍に増加させるなど、効果的なマーケティング戦略の実施も行いました。
些細なことでも成果につながると思うことはご提案させていただき、データ収集や分析を通じて、クライアントのビジネス戦略に貢献しています。
現在マケプロに感じている課題はありますか?またどのように対応していますか?
サービス提供において直面する課題の一つとして、顧客ニーズにピンポイントで応えることの難しさが挙げられます。業種や業界によって、適切なマーケティング手法が異なるため、その分野に精通したメンバーを確保する必要があります。
この課題に対処するために、弊社が運営しているマーケティングスクール『マーケプラス』の優秀な卒業生や、分野に詳しいフリーランスなどを積極的に活用しながら、専門知識に裏打ちされたメンバーを強化しています。こうした取り組みを通じて、異なる業界やニーズに適したサポートが提供できるよう、着実にチームを充実させています。
派遣する人材はどのように育成していますか?
マーケティング分野でのスキル向上を図るために、マーケティングスクール『マーケプラス』の講義や課題を活用しています。このスクールは高難易度の内容で構成されており、マーケティングを学びたい人にとって挑戦的な環境です。このスクールで基礎から学び、スキル向上を図ることを重視しています。
課題の一例として、実在する塾がリスティング広告のキャンペーンをどのように構築すべきかや、対象のペルソナと訴求方法を分析、Google広告アカウントの設定と採点、応用的な問題、数値に基づいた改善案提示などがあります。生徒は実際に広告を設計し、講師からフィードバックを受けることで成長につなげています。また、プロの視点を提供する解説動画も用意されており、ポイントを理解する手助けとして活用しています。
受講生たちは、学んだ知識で実績を積みたいという強い意欲を持っています。このような受講生の存在が、低価格でのサービス提供を可能にし、サービスの一因となっています。
今後の展望を教えてください。
元々ITソフトウェアを扱っている会社のクライアントが多かったですが、現在は対応ジャンルを拡大しており、今後もさらに広げていく計画です。ジャンルの拡大に伴い、専門知識があるマーケティング担当者が必要になるため、人材育成も行いながら、段階的に進めていく方針です。
また、「BtoBのWEBマーケティングだったらAirzだよね!」と、ジャンルや会社の規模に関係なく、認知していただけるようなポジションを目指していきたいです。
今回の取材を通して
マケプロは定額かつ少額からはじめられ、どの会社でも気軽にWEBマーケティング施策がとれるという利便性・簡易性にとても魅力を感じました。幅広い支援範囲で、何から始めたらいいか分からない、色々な施策を試したいといった会社にぴったりなサービスです。また、自社で運営するマーケティングスクールの優秀な卒業生もマーケターとして活躍しているとのことで、人材育成の面でも非常に良いシステムだと感じました。
マーケターチームを派遣するサービスと聞いて、実際に社員が常駐する形かと勝手に想像していたのですが、基本オンラインでの対応とのことで、どこかスペースを用意する必要もなく、スマートで気軽に導入しやすいですね。
これからも対応できる業界をさらに拡大していくとのことで、今後の展開にも注目です。
中小企業で、WEBマーケティングに興味があるけど一歩踏み出せない方、今の依頼先に満足していない方、是非マケプロをご活用してみてはいかがでしょうか?
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