前回、上床が当サイトにて掲載した「ビッグデータって何?こんな情報にも活用されている!?」にて、ビッグデータが身近なところで活用されている件についてご紹介させて頂きました。
様々な活用のされ方は紹介されていても、どんな情報が活用の対象となっているのか、ここについて取り上げられている記事は多くないのではないのでしょうか。

今回は「どんな情報がビッグデータとして活用されているか」この点についてご紹介させて頂きます!

ビッグデータとして活用されている情報

9,000億のTwitterデータから見るソーシャルビッグデータ分析|ferret
https://ferret-plus.com/9035

内部データとは、POSなどの購買履歴や CRM (顧客情報管理)データなど社内で収集・管理を行っているデータを指します。一方、外部データは自社ではなく、外部の会社が収集・管理を行っているデータです。

改めて纏めると下記の様な区分になるのでしょうか。

内部データ

  • POS情報を始めとする購買履歴
  • 顧客情報管理データ
  • 監視カメラ情報
  • などの自社内で収集・管理をしている情報。

    外部データ

  • 政府関連機関データ
  • 調査団体データ
  • ソーシャルメディアデータ(※)
    ※Facebook、Twitter、Instagram、LINEなど
  • に代表される、社外で収集・管理をしている情報。

    昨今のIOT技術の発展等によっても、日々大きな情報が蓄積されていそうな物ですが、これらはどれだけ活用されているのでしょう。

    すべてが活用されている訳ではない

    ダークデータ(dark data)とは、価値があるにも関わらず収集した後に使われていないデータ。あるいは、収集されたのに解析されていないため価値があるかどうか分からないデータ。
    引用元: 用語解説辞典|【公式】NTTPC

    各種様々な情報がビッグデータの対象となり得るのですが、
    実は全てが活用されている訳でもなさそうです。

    上記記事によると収集されているビッグデータのうち、
    実に80%がダークデータ(※)とされています。
    ※日々データベースに蓄積されていくビッグデータのうち、分析不可能または分析されないために価値が不明なデータ

    一見すると「分析されないデータ=無価値なデータ」なのかと思われがちですが、
    実情は「価値がまだ見えてないデータ」とも捉えられるので、使い途によっては宝の山にもなりそうです。

    ヤフーがビッグデータを開放、10月にデータフォレスト開始 | 通販通信
    https://www.tsuhannews.jp/62224

    ヤフー(株)は13日、ヤフーのサービスで蓄積したビッグデータを、企業や自治体が持つデータと掛け合わせて分析し、その結果から得た発見をさまざまな事業領域に活用するデータソリューションサービス「DATA FOREST」を10月から開始すると発表した。

    先日に発表されたこちらの記事に関しても、このダークデータを有効活用させる一つの手段なのかも知れません。

    まだまだ底が見えないビッグデータ

      「遠くにあるようで意外と身近」
      「技術発展と共に分析が進んでいるが、まだ価値が見えない情報が埋もれている」
      「情報A単独で有効活用できずとも、情報A×情報Bで有力なマーケティングデータを生み出せる」

    などなど、ビッグデータには計り知れない将来性が存在している様に感じられます。
    その将来性や潜在性、ビッグデータにまつわる知識・活用法・紹介情報などを掲載して参りますので、
    末永くご贔屓お引き立て賜りますよう、お願い致します。

    【参考URL:】
  • 「ferret|フェレット」
    https://ferret-plus.com/
  • 「データのじかん」
    https://data.wingarc.com/
  • 「通販ニュース」
    https://www.tsuhannews.jp/
  • [執筆:上床 鈴
    [最新更新日:2019年3月12日]