5GとIoT

さて、AIが進化したからなんだ?生活の何が変わるんだ?と言う方に、具体的な事例を紹介しようと思う。
私たちの普段の生活に直接的な変化を与えるところは、IoT(Internet of Things)だろう。
まだまだイメージしにくいものかと思うが、スマホやパソコン以外の”モノ”が、インターネットにつながることで、より便利な生活を提供していく。
IoTで代表的なものは、Google HomeやAmazon echoのようなスマートスピーカーだろうか。
音声認識システムを用いて、ある程度の問いかけに対応してくれるスピーカーだ。これらのようなインターネットにつながる”モノ”が今後はさらに増えていく。

大きいところでは

・自動車の完全自動運転化
・遠隔手術

が挙げられる。
自動車の完全自動運転化には、周囲の自動車、歩行者、信号、交通規制等の情報を随時解析するためAIが必須となる。
また、周囲の自動車、歩行者の移動情報はリアルタイムでの情報収集・解析を行わなければ、事故へとつながるため非常に重要な情報となる。
これらの情報はビッグデータとして随時、送受信を行う必要があることから、5Gでなければ為しえないものとなる。
自動運転化はAIと5Gの両方の技術が必須となっている。

遠隔手術は、文字通り離れた場所から機械を用いて手術を行う。
現状でも不可能ではないことだが、送受信にタイムラグが発生することから実用的ではなかった。しかし、5Gにより大容量の通信を低遅延で送受信できるようになるため実用化に向けて動き出していく。

私たちの生活に身近なところにあるIoT

身近なIoT

私たちの生活により身近なところではIoT家電の更なる普及が待っている。
スマートスピーカーをはじめとする、AIを搭載した家電などの普及が本格的に始まっていく。
現時点でも、献立の提案を行う調理家電や、移動ルートを自身で考える清掃ロボットのようなIoT家電が普及している。また、照明器具や空気清浄機など色々な家電にAIが搭載されていくことで更なるビッグデータを得られることになる。
IoT家電の普及は、AIの進化の一助となって私たちの生活をより快適に、便利にしてくれるだろう。

終わりに

2020年3月より提供が開始される5G。
物語の世界だけだと思ってきた世界が、少しずつ現実のものとなろうとしてきている今日。
自動車の完全自動運転化や医療への応用、農業などの生産分野や小売店などの販促等にも活用が期待されている。
AIの進化によって、更なる発展を遂げるだろうIoTにも期待が膨らんできたのではないだろうか?
しかし、何よりも気になるところは5G提供に伴う通信大手の料金プランだろう。そちらに関しては各社ホームページを参照にしていただければ幸いである。
その序に、5Gのもたらす変化に今後も注目していただければと思う。

参考元URL
日経テック
NTTdocomo
[執筆:リバティ
[最終更新日:2020年1月10日]