最近は買い物をするにも店舗に行かず、ECサイト(ネットショップ)で購入する人が増えていますね。
ECサイトのメリットは、通常の販売店舗とは違い販売員を置く必要がなく、人件費を削減できるところにあります。
店舗に比べて利益率が高く、場合によっては値下げによる競争率の強化もはかることも可能です。
商品を直に見ること、洋服などであれば試着ができないことがデメリットではありますが、最近では「試着して合わなければ返却」できるネットショップや、「アプリで身体の採寸」ができたりと、以前のデメリットが解消されつつあります。

ECサイトのライバルはECサイト

実店舗に対してのアドバンテージを持つECサイトですが、やはり気になるのは他のECサイトの売り上げです。
どのくらい売り上げているのか、どのような施策を打っているのかはやはり気になるようです。
ECサイトの売り上げ情報など、ビッグデータを解析できるサービスもあるようで、非常に興味深いですね。

※【eccLab】に2016年5月11日に掲載された記事より引用しております。
【ECビッグデータ分析】イベント商戦時期の売上ピークと有名店の施策を見る

有名3店舗の売上高推計と広告施策
続いて、バレンタインデー・ホワイトデー商戦において実店舗のブランド認知度が高い3店舗、ゴディバキハチモロゾフをピックアップして細かく見ていく。デイリーの売上高推計と各施策(メルマガ、PC施策、スマホ施策)の実施状況を見ていく。



画像引用元:ECCLab

上からゴディバ、キハチ、モロゾフとなる。それぞれの2016年1月~3月までのスイーツ・お菓子カテゴリにおける売上高のショップ順位は、6位、21位、23位となっている。

それぞれにピークの違いがあり、ゴディバはバレンタインデーの方が売上が高い。キハチはホワイトデーの方が売上が高い。モロゾフはバレンタインデーのみで、ホワイトデー商戦には全く参加していないようだ。

ゴディバとキハチはメルマガをしっかり打っている。施策に関してはキハチがかなり多くの施策を行っていることがわかる。モロゾフはもう少しメルマガと施策をしっかり打てばバレンタインデーだけでなくホワイトデーについても売上を上げられる伸びしろがありそうにも思える。

バレンタインデー期間1ヶ月の売上を100とした場合、ホワイトデー期間1ヶ月の売上はそれぞれ32.2、85.2、7.1となっており、まさに3者3様といった感じだ。バレンタインデー施策の開始時期はいずれも1月5~7日とかなり早く、2月15日になるとぴたっと施策を止める、もしくはホワイトデーに切り替える形を取っている。スイーツ・お菓子カテゴリをメインとする店舗においてはこの年始から3月14日までは非常に忙しい時期といえよう。

競合店舗のビッグデータは、時店舗の今後の戦略を立てる上で非常に重要です。
今やビッグデータの収集、分析は、販売戦略を構築する上で必要不可欠な要素となっております。
ビッグデータの活用が一般的になったことで、小さな店舗や経験の浅い人間でも効率的に売り上げを上げられる可能性が高くなりました。
競争率は高くなりますが、その分業界が活性化するのは良いことですね。
ビッグデータの活用が景気回復の一助となるか、今後の発展に要注目です。

※引用元の記事の主張と、本記事の主張内容は関係ありません
[執筆:ハル・クムラ
[最新更新日:2019年7月18日]