最近話題のAIイラスト!
人間とAIどちらが描いた作品か、判別が難しいほどのクオリティですよね。
しかし、どこか違和感を感じたことはないでしょうか?
それは…「手」!
指の本数が増えていたり、ぐちゃぐちゃになっていたり…
他のパーツはうまく表現できるのに、なぜなのでしょうか?
大きな理由のひとつに「手の複雑性」があげられます。
例えば、ピースしている手、握手している手、物を持っている手…
画像だけ見ると、見えている指の本数や形は様々です。
我々人間は手の構造を理解しているので、
「見えている指は2本だけど、他3本は関節を曲げてピースしているんだな」
と、判断できます。
しかしAIは手の構造を完全には理解できていません。
ピースで見えていない指がどうなっているか、握手は手と手がどのように組まれているか、物と手の境目はどうなっているかを正確に表現できず、指の本数が変わったり、ぐちゃぐちゃになってしまうようです。
画像データを学習して画像生成するAIにとって、手を正確に描くのは難題のようですね。
一方で画像生成AI「Midjourney」の最新版「Midjourney V5」では、手の正確性があがっているとのレポートも見受けられました。(まだまだ完璧とは言えないようですが…)
AIが手を正確に描けるようになるのも、時間の問題かもしれません!
手の構造について深く意識したことはなかったですが、改めて考えると手って複雑で面白いですね。
AIが人体の構造を理解して、より技術が磨かれていくのが楽しみです!