ケイアイスター不動産株式会社は、RPA・AI-OCRの活用によって、2022年3月期第1四半期で約6,000時間の工数削減に成功いたしました。
導入当初は建築の工程管理に関わるものから着手しましたが、契約に関するものや財務経理に関する事務作業などに範囲を広げ、これまでに活用してきたRPAは累計62事案となりました。2020年2月の本格運用開始から1年5ヶ月で約20,000時間の工数を削減いたしました。

導入の背景
当社はIT成長戦略として生産性向上による高回転経営を掲げ、2019年7月に専門部署を新設しました。
不動産ポータルサイトの普及により、購入者との取引にもスピードが重視され、工程管理においても工期短縮など生産性向上は重要項目となっています。新築戸建分譲事業における管理データの情報量は多大であり、集計・分析にかなりの労力がかかっていました。また、当社の成長拡大によって販売棟数が増加し、それに伴って膨らむ業務や人員コストに対しての効率化が課題となっていました。
そこで当社は、購入者と取引の多様性、スピード重視の競争環境における優位性の確立および、購入者のさらなるニーズに適切に応えられる生産体制を整えることを目的に、RPA・AI-OCR技術による徹底した自動化を実現させました。工程管理における工期短縮を実現するために、生産性向上を重点施策として、人手による作業時間を削減しながらスピーディーかつ正確に情報集約できるシステムの運用を進めています。

■導入例
・市区町村ごとに異なるフォーマットの固定資産税の精算手続きの自動化
・定期点検サービス依頼書の入力の自動化
・分譲用地仕入れや造成工事における工程の自動入力

今後の展望
現在RPAで作成したロボットが累計で62体稼働しており、単票から一覧への転記や一覧から単票への転記など、従来は人が手作業で行わざるを得なかった業務を自動化し、さらに設計部門における確認申請、確認受理、各部署への図面配布から着工可能日など工程管理のデータ化や問題の可視化を実践しています。2021年3月期は当社グループ全体で約5,000棟を販売し、前年比で約122%、また利益率は95.5%増の成長となりました。このRPA・AI-OCRの活用による業務効率化は、当社の成長拡大の重要な下支えとなっています。
今後もさらなる工数削減を目指し、RPAの基盤を強固にしながら、様々な部署からよせられる個々の業務の自動化ニーズに対して広範かつ迅速に応えていくことで、2022年3月期は30,000時間削減を目指します。

■ケイアイスター不動産とは
「豊かで楽しく快適なくらしの創造」を経営理念に、「すべての人に持ち家を」をミッションとし、『高品質だけど低価格なデザイン住宅』の提供を行っています。仕入れから販売までの業務フローにITを導入した「ケイアイプラットフォーム」によって戸建住宅のサプライチェーンを最適化、分譲戸建業界における抜本的な効率性・生産性の向上により、コンパクトなセミオーダー型分譲住宅で日本トップシェアの実績を誇ります。1都14県(埼玉、群馬、栃木、茨城、千葉、神奈川、福岡、愛知、静岡、宮城、福島、佐賀、熊本、兵庫)で事業を展開しています。新築戸建を中心に年間5,000棟(土地含む)以上を販売(※)。2021年3月期の売上高は1,557億円(※)。デザイン性を重視し「KEIAI FiT(ケイアイフィット)」、「KEIAI TERRACE(ケイアイテラス)」、「Ricca(リッカ)」、「和楽(わらく)」「IKI(イキ)」等、価格帯の異なる商品展開や地域特性を考慮し、お客様のニーズに対応しています。また、昨今は女性管理職を積極的に登用し、多様な働き方の実践が評価を頂き「新・ダイバーシティ経営企業100選」選定をはじめ様々な認定を頂きました。外国人実習生の積極的な採用など、ダイバーシティ推進に注力しています。(※グループ連結数値)

【会社概要】
社 名  ケイアイスター不動産株式会社(コード番号:3465 東証一部上場)
代 表  代表取締役 塙 圭二
所在地  〒367-0035 埼玉県本庄市西富田762-1
資本金  82,105万円
設 立  1990年11月
従業員数 2,019名(連結 / 2021.4.1現在)
URL   https://ki-group.co.jp/
事業内容 戸建分譲事業、注文住宅事業、総合不動産流通事業 ほか

【リリースPDF】
https://prtimes.jp/a/?f=d29869-20210831-1b6e82e6056ec7200ffa962239a571c2.pdf

提供:PR TIMES