では、実際の業務で作ったものはどんなものかと言うと、給与関係のロボットです。
従業員の給与を算出する為、複数のExcelファイルで管理している必要項目(住民税など)を、1つのExcelファイルに纏めるというものでした。

人の作業ではほぼコピー&ペーストで済み、定型化されていたのでRPA向きの業務と言えます。
ファイルもExcelという事もあって、勉強した「電車賃を検索してExcelに書き込むロボット」で使用した部品の一部を使えるのではないかと予想できました。
勉強した成果です。レベル0ながら、一応経験値は付いていました。

が、現実は甘くなく・・。
レベル0のままでは無理でした。
通常の部品では難しい処理があり、インターネットに頼った結果、
プログラミング言語を使わなければできないのでは、という結論に至りました。

何度も主張していますが、筆者、開発経験はありません。
当然、プログラミング言語をまともに書いた事がありません。
インターネットを頼りまくり、UiPathでは「VB.NET」というプログラミング言語が使えるので、それを使用しました。
最初の内はほぼほぼコードをコピー&ペーストでしたが、レベルアップ0からの成長です
(UiPathは入力予測が出てくる仕様です)

入力予測

素人ながらも組み立て、途中処理方法に悩んで止まりつつ、動きを確認しては修正を繰り返し、試行錯誤しながら数か月かけてなんとか形にできました。
(全体像は載せられませんが、出だしは下図のイメージ。後続でExcelを処理しています)

Excelを処理

テストは何回も行いましたが、給与に関わるものなので変な処理にならない事が第一、本番データで動いた時には達成感というよりも安堵の方が大きかったです。

正直、またもや経験者に怒られそうな組み立て方をしているのでは・・と思っています。
結果としては望んでいるとおりの結果を出してはいるので、間違えてはいないはずなのですが、プログラミング言語を多用したり、別の処理方法をとればもっと楽な動きをするかもしれません。
なので怒られる覚悟はいつでもしておきます・・。

ただ、初めて使用した部品も多くあり、VB.NETも調べたりして、とても勉強になった事は事実です。
処理方法に迷って悩んでインターネットで調べまくった時、先に同じような事で悩んでいた人がいて、経験者からのアドバイスや回答が掲載されていました。
これは本当にありがたかったです。

開発未経験の筆者にとっては、RPAはとっつきやすいものでした。
“視覚情報”がある分イメージが楽ですし、UiPathはフォーラムがあるので学習にはありがたいです。
レベル0であった筆者も、気持ち的にはレベル3くらいになった気がします。
筆者と同じような方もそうでない方も、是非触ってみてください。