国産のRPAソリューション「WinActor」を取り扱っているNTTデータでは、研修および研修に付随するコンサルティングのサービスを通じて企業のRPA活用、業務効率化を図り、2022年度末までに、国内企業の年間総労働時間100万時間削減に貢献することを目指しているそう……

そんな中、なんとカードゲームを利用しての気軽にRPAについて学習できる研修を開始したとの情報をキャッチ!!

「そもそもRPAって?」「導入に適した業務を探すの?」「どんなことが得意なの?」
最近はRPAという単語をあらゆる場所で聞くようになりましたが、こんな疑問をお持ちの方も多い筈。
「デジサバ」では、これらRPAの知識をまるっと楽しく学べるのだそう!
気になり過ぎて夜も眠れない筆者はNTTデータ 製造ITイノベーション事業本部の小澤様、三浦様に突撃取材を決行しました!!

デジタル時代のサバイバル!ゲーム「デジサバ」とは?

社内の業務改革班となって他のプレイヤーより多くの営業利益を獲得するシュミレーションゲーム「デジサバ」。

「人材カード」もしくは「DXカード」を配置して、「業務カード」の下側に書いている稼働数をクリアすると、業務遂行となり、カードの左上にある金額を収入として得ることができるのです!

もっとも営業利益を獲得した人が勝ちのシュミレーションゲームで、今までの最大プレイ人数は6人とのこと。

このゲーム、実はエンドユーザー向けのRPA研修サービスの一環なのだそう。
最近はRPAという言葉をよく聞くようになりましたが、実際に現場に導入する際にはRPA自体を知らなかったり、効果的に使うつもりが、逆に考え方を縛られてしまう事すらあります。

「デジサバ」は、そういった課題をゲームで解決してしまう画期的なRPA研修サービスなのですね!
ちなみにこのNTTデータのRPA研修サービス、外部向け研修費用は応相談とのこと。
気になる方は下記のURLよりお問い合わせしてみてはいかがでしょうか!

お問い合わせ先はコチラ↓↓↓

RPA研修サービス

「デジサバ」についてご紹介してきましたが、「NTTデータRPA研修サービス」ではゲームを絡めていったいどんな研修をするのでしょうか?

RPA研修のポイントは大きく2つ

①RPAに依らないDX推進視点を持つことができる

RPAに適した業務特性を理解
(RPAが万能ではないということを理解している)

「RPA研修」だからといって、RPAのことばかり!ということでは無いようです。
研修の概要はこちら(図1)。まだ外部向けに実施はできていない(※2020/4/27取材時点)ようですが、すでに研修の予定は入っているそう。

講義だけでなく、グループディスカッションもあるんですね!
研修自体がRPAについて学ぶことの他、普段の業務を見直すブレインストーミングになれば、との期待もあるそうで、ゲームを使って役職や立場に関係なく適切な業務の見直しを測ることができるのです。

NTTデータの研修で、RPAについての知識を備えるだけでなく、社内業務も見直ししてみるのはいかがでしょうか!!

ゲーム制作の経緯

さて、ゲームや研修についてご紹介してきましたが、RPA研修で「デジサバ」のようなゲームにたどり着いた経緯は何なのでしょうか?

きっかけはやはり「RPAについて、わかりやすく説明しようとしたこと」のようです。
確かに営業利益を獲得した人が勝ちってめちゃくちゃリアルですよね(笑)

原案はインターンシップ内でのコンペの際に学生チームから出た案だそうで……
RPAの研修案をコンペ形式でNTTデータの社員さんチームと争い、「カードゲーム」というキャッチーな形式に落とし込んで見事採用、商品化されたのだとか!

わかりやすくポイントを抑える、しかも楽しめなくてはならない、というのは苦労も多そうです……!
デジサバ原案作成時には「稼働数」「営業利益」などの名称はなく、初期は「削減時間」をゴールとして設定する案もあったそうですが、シンプルにわかりやすく、より実戦に近い考え方でプレイしてもらう為、「営業利益」を競う仕様なったそうです。

デジサバにもこうした工夫があることで、狙いに沿った楽しいRPA研修が組み立てられているのですね!

RPA研修を行うNTTデータ直伝! 「RPAを導入しよう!」は危険!?

最後は導入の際の注意点をご紹介します!
「デジサバ」のゲーム内でも野良ロボットの発生やDX推進を阻む人材がいたりなど、相手のRPA推進を阻む要素として組み込まれており、なかなか白熱するそうですが、気をつけていただきたいのがこちら!

「RPA導入が目的になってしまいやすい」こと!

RPAを使うのが目的ではないことを理解し、適切に導入して行きたいものです。
「デジサバ」では、セキュリティの厳しいものにRPAを導入したせいでコンプラ違反になった、などのイベントもあります。
こうした本来の目的からの乖離を防ぐためにも、DX推進視点を持ち、RPAにこだわり過ぎない業務改革の実現を測ることが重要です。

社内でのテストプレイでは、参加者同士でディスカッションをしながら、「野良ロボット」「つまらない仕事」など、「デジサバ」のカードを軸にして普段の業務についての話も盛り上がっていたそうで、わいわい楽しみながら、DX推進が捗りそうです!

社内の業務見直しや、RPAについての知識が楽しく学べる「デジサバ」、ぜひ私も社内でプレイしてみたいです!!
NTTデータの小澤様、三浦様、ありがとうございました!

参考記事:カードゲームを利用した社員向けRPA導入研修の開始